ミュージカル公演をした幼稚園の先生方の感想

年長組担任
リエ先生

ミュージカルのご指導、 ありがとうございました。 本番を終え、「楽しかった!」という 思いがいっぱい膨らんで、とてもいい気持ちです! こどもたち一人一人が自分と向き合いながら、自分の思いや気持ちの出し方を考えていく姿があり、それを信じて見守ることが大切なのだと改めて感じました。
私は人前で話したり、表現することが苦手です。でも、以前いた幼稚園で粟嶋先生の指導を受け、「表現」 のイメージがガラッと変わりました。裸足になって、寝転がって、楽しく声を出し、手足をブラブラすると、自分の周りについている色んなプレッシャーや固いものが、少しずつ溶けていくような気がして、「ボディートークって気持ちいいなあ」と、感じました。

心と体が柔らかくなった頃、即興表現で “焼そば”や ”ネバネバの納豆”、”お腹のすいたエビ” などになるのが、 おかしくて面白くて、思いきり笑いました。 粟嶋先生に「それいいね!みんなでやってみよう!」と言われた時、「表現って楽しい!好き!」と感じ、こども達もこんな気持ちなのだなぁと思えました。動き方を教えられ、その通りに動いてほめられてもそんなに嬉しくないけれど、自分で考えたことや自然にできたことを認められると嬉しいし、その瞬間に自分のことを好きになりますね! 保育とはこういうことなのだと、こどもへの関わり方を見直す大きなきっかけになりました。

ミュージカルを作っていく中で、動くことや踊ったりすることへの抵抗がなくなり、誰が見ていても気にならなくなりました。保護者の方に「先生が一番楽しそうだったね!」と言われましたが、その通りだったと思います。

そして、今回。ミュージカルの中で絵本の国の大王の執事として、こどもたちと舞台に出ることになり、私自身も変わらなければならない、変わりたい! と思えました。「人前で話す (セリフを言う)」ことが、私の課題となりました。台本を見て読むのが精いっぱい。思いや動きを込めようと思うほど、頭の中が真っ白になります。

再び「表現は苦手だなあ」と壁にぶつかりましたが、表現に取り組むこどもと、同じ気持ちになることができる時間になりました。舞台に立って、話をするこどもってすごいなあと、心から尊敬できました。今まで「大丈夫だよ」「できるよ!」と言葉をかけてきましたが、それが一番プレッシャーになることも知りました。どんな言葉よりも、「信じて見守る気持ち」さえ伝えていれば、こどもはすごい力を発揮できるんですね! 目の前でがんばっているこどもを見て、「私もがんばろう」と思いました。毎日セリフを家で繰り返し練習し、幼稚園の遊びの中でも執事のように話していると、こどもが私のことを、「しつじ!」と呼んでくれるようになりました。その時「楽しい!」と思えて、どんどん物語の世界に入っていきました。こどもたちが、だんだん大王さまのセリフで話してくるようになりました。

リハーサルの時には、私が演じるのを見る、真剣なまなざしが嬉しくて、「表現って、楽しいな」と思いました。

当日はすごくドキドキしましたが、ずっと笑顔で見守ってくださる粟嶋先生や、こどもたち、そして保護者や、職員みんながいてくださって、舞台に立つことができました。前の園でもできた! という思いが、今回、いろいろな大きな壁にぶつかった時に、がんばれる気持ちにさせてくれました。

こどもたちも成長していく中で、ぶつかる壁がきっとたくさんあると思います。でも、このミュージカルで舞台に立ったこと、たくさんの保護者や地域の方、粟嶋先生や職員に見守られたことが、大きながんばる力の源になってくれるといいなと思いました。今回、ミュージカルをきっかけに、多くの保護者と話すことができ、職員同士も自分の思いやこどもに対する気持ちを話し合え、大人も成長できた気がします。周りの大人の一生懸命な姿を見たり、楽しそうな姿を見たり、変わっていくところを感じて、こども達もまた、成長しているのだと感じました。

幼稚園園長
ナミ先生

ミュージカル公演が終わり、本番のビデオを何度も繰り返して見ています。ミュージカルに取り組むか悩んでいた折、粟島先生に背中を押して頂き、幼稚園フェスティバルの出演を希望したことを、今、本当に感謝しています。こどもたち、保護者、そして私たちにとって、貴重で喜びにあふれた体験となりました。ビデオに映るこどもたちのいきいきと表現している姿や、お母さん方の笑顔を見ていると、私までが元気になり、嬉しい気持ちになってきます。ミュージカルにかかわってくださった、たくさんの方の情熱と、想いがいっぱい詰まった舞台でした。夢のような時間でした。

この活動の中で、多くのことを学ばせていただきました。声の出し方、言葉(セリフ)について、体で表現することについて・大切なことは、一人ひとりのこどもたちの個性、感性、生命そのものを引き出し、輝かせていくことなのでしょう。保育の営みも、まさにそうなのですが、大人である私たちが、枠や固さや概念から飛び出せずにいるのかもしれません。これからもこどもたちから学び、共に感性を磨いていきたいと思います。すばらしい芸術や文化にも、もっともっと出会っていければと思います。

これからもぜひ、遊びにきてくださいね!

保護者の感想

ナオキくん
ママ

息子のナオキは、大勢で行事に参加することが苦手です。ミュージカルの練習も、最初は参加できないようでした。それが少しずつ、家でミュージカルのダンスを披露してくれたり、歌を歌ってくれたりと、明らかに変化している息子の様子を見られるようになってきました。当日はなぜか「今日、ナオキは最後までニコニコやってくれるにちがいない!」と確信していました。それくらい、息子からはミュージカルを楽しんでいる様子がうかがえたのです。体で表現する喜び、みんなで楽しく踊れたことの喜びにあふれていたように思います。

本番では息子が心から楽しんで笑っている表情が見られました。先生達の熱意と、こどもたちの一生懸命さに、胸がいっぱいになりました。あの一体感…すばらしかったです!!

お話の中に出てくるスーパーキャンディーを、公演後にいただきましたが、息子は「もったいないから、ボクは食べないんだ」と、亡くなったおばあちゃんの写真の横において、大事そうに手を合わせています。

このミュージカルは、私たち親子の、そして園児みんなの宝物です!!

カオリちゃん
ママ

ミュージカルに関してこどもから何の話もなく、練習・リハーサルと何回か我が子の姿を見ましたが、それほど楽しんでいるようには見えず、少し不安でした。本番が終わり「楽しかった?」と聞くと、「楽しかった~!」と、返事が返ってきたのですが、それまでの行動を見ていて、やっぱり「本当に楽しかったのかな?」と、疑問でした。それが家に帰ってきてビックリしました! 姉妹三人で、ミュージカルをやっていたんです! 配役を決め、服装も役に合わせて着替え、振付も音楽に合わせて自分たちで考えて、練習していたんです。本当にビックリしました。すごいことを考えられるようになったんだと、本当にミュージカルで何か得られたというか、感じることができたんだと思います。

「ママ~、ミュージカルするから見に来て~!」と言われ、姉妹三人のミュージカルを見せてもらうと、笑顔いっぱいで、本当に楽しそうでした。どんな場所でも、そんなふうに自分らしさを表現できたら、もっといいのになと思いました。ステキなミュージカルをありがとうございました。言葉にできないいいものを、子どもの心に届けていただきました。

ハジメくん
ママ

幼稚園でミュージカルをすると聞いて、正直なところ不安でしたが、活動の趣旨を理解するために開かれた保護者向け講習会を受けて、感じるままに体の声を聞いて、体を動かす楽しさがわかりました。ハジメも毎回、「楽しかった!」と報告してくれて、息子にもすごく合っていたのだと思いました。

このミュージカルで、親子共々、自信を持てました。今まで声が大きいことや、マイペースに行動したりするのは、ハジメの欠点だと思っていました。でも、ミュージカルの中で、声の大きさはセリフを言える特技となり、マイペースは演技をリードする力になっていました。大勢の前で堂々としているハジメを見て、「こんなにすごいところがあるんだ!」と、とても誇らしく思いました。

息子にみんなと同じように、なんでもやらせなくてはと思っていましたが、別に同じようにほかのことができなくても、この子はこんなにすごいところがあるじゃないか、それだけで十分だと思えるようになりました。舞台の上で、みんなが楽しんでやっているのが伝わって、どの子も笑顔で、とても元気で、ステキでした。ハジメは「みんなでまた、ミュージカルしたい!もっと大きな舞台で!!」と大きな夢を語っていました。人前で何かするのが好きな子だとは思っていましたが、本当に楽しかったのでしょう。息子のいいところを気づかせてもらう、いい体験になりました。

当日の袖の子供の世話役
モモちゃん
ママ

通し稽古を見たとき、本番に間に合うのか心配でした。でも、リハーサルで衣装をつけたこどもたちは、一人ひとりが役になりきって、動きが今までとは違っていました。本番前夜、モモは珍しく緊張していて、「明日、ちゃんとできるかな?」と、お布団の中で何度も言っていました。

本番当日、私は袖で待つこどもの世話係でしたが、大人が細かく言わなくてもきちんと整列でき、舞台に目が釘付けでした。自分の出番がやってきて、舞台に上がったとたん、表情はいきいきとし、とても楽しそうで、見ているこちらも楽しかったです。

10年以上も触れていなかった、ミシンでの衣装作り。みんな最初は「エ~ッ!作れない〜!」と、嘆いたりもしましたが、衣裳係さんに教わりながら作りました。奮闘はしましたが、モモに「お母さん、スゴイ!」と言われるのを期待しながら夜業して、これを着て踊るモモを想像して、愛情たっぷり注入しながら作りました。いろんな面でお母さんたちが、子どもの笑顔のために、セット作りなどがんばっておられました。子どもたちと先生達と、親とみんなで作り上げた、最高のミュージカルだったと思います。

ミュージカル公演をした小学生の感想

1年生
ミユキちゃん

わたしは、「しらゆき姫」のミュージカルのリス(やく)でした。ほんばんの日、ドキドキしました。きのみのかわりに、マツボックリをもちました。とげがあっていたかったです。けんちゃんが「うるさーい!」と(セリフを)いったとき、跳びはねるのがおもしろかったです。

かがみのセリフがおもしろかったです。いちばんたのしかったのは、しらゆき姫と王子さまのけっこんしきのおいわいのおどりで、トンネルをくぐることです。じぶんのシッポがかわいいとおもいました。ママもかわいいといってくれて、うれしかったです。

2年生
アサキくん

つかれたけどたのしかったです。 ほんばんでとてもがんばって、とてもつかれました。

すこしアクシデントがあったりして、とてもたのしかったり、つかれたりしていたけど、たのしかったです。

おばあちゃんのいえで、ビデオを三回も見ました。 見たあと、「うまかったよ」 と、言ってくれました。 ほんとうにたのしかったです。

5年生
レイナちゃん

一学期の最初、粟嶋先生が来て、体を動かしたりした。あまりミュージカルとは、関係ないような気がしたけれど、ボディートークはきらいじゃなかった。

二学期、ミュージカルの練習が始まった。その時から、ボディートークが前よりもっと好きになった。役は海ぞく。名前もないけど、いい役だ。

三学期、先生が来る回数が増えた。でもおどりができてないから、放課後6年生と少しおどったり、家で練習したりと、自分なりに努力した。

本番、ついたての後ろで出番を待っていた。出番になって、練習の時よりも、いきおいよく飛び出せた。少し失敗してしまった。それも気にしないで続けた。失敗したのは最初の一つで、あとは失敗しなかった。うまくいったし、帰りに母から「よかった!」といわれてうれしい気がした。

最後にアンコールで踊った『怪獣のバラード』、今までで、一番気持ちよかった。そして、ミュージカルが一番楽しかった。

6年生
ユリコちゃん

ミュージカル本番当日のリハーサルの時、ほとんどの人が緊張していなかった。でも、三日前には、ぜんぜん声が出ていなかった人も、この日はすごーく気合のこもった声が出ていた。

本番直前、オープニングの音楽がなり始めて、急に血液の流れが速くなった。スンゲー緊張してしまった。「ヤバ~イ!」と、つい口に出してしまったけれど、オープニングを踊っていたら、結構ほぐれてよかった。

私が出た場面で、お客さんがたくさん笑ってくれていたし、最後にやってけられる時、おもいっきり「ギャ~~~ッ!!」とさけべてよかった。

とにかく今年のミュージカルもすごく楽しかった。来年もやりたいな。

6年生
ケンジくん

ぼくは初め、ボディートークをするとき、「ちょっとはずかしいからいややな」と思っていたけど、やっているうちに楽しくなって、とてもよかったと思いました。粟嶋先生の教え方がとてもうまかったし、みんな楽しかったから、すぐ覚えられて、よかったなあと思いました。

本番当日は、とても程よいきんちょうかんで、ちょっと間違えた所もあったけど、みんな練習をがんばったかいがあって、成功してよかったです。また機会があったら、ミュージカルをしたいです。

3年生
ユウスケくん

2月20日、ミュージカルの発表でした。とてもきんちょうしたけど、とちゅうから、ちょっとだけあんしんしました。でも、さいしょは、すごくきんちょうしました。ぼくは「もっと声をださなければいけないかな?」と思ったけれど、一人でいうセリフがおわったので、しかたがないなと思いました。お客さんがすごくいっぱいだったので、「多いな」と、思いました。

ミュージカルが終わったら、ほっとしました。今年もうまくできてよかったです。ぼくは「来年もがんばろう!」と思いました。

表現指導を担当されていた先生からのお手紙

言葉では言い尽くせないほどの感動を覚えた本番!この感動を味あわせてくれた粟嶋先生。ありがとうございます。先生との出会いがなかったら、この感動はなかったと思います。先生との出会いが、子どもたちにやる気を起こさせ、本来の明るさと、のびやかさを引き出してくれました。

子どもたちも今、やり遂げたという充実感でいっぱいです。本当に多くのことを学ばせていただきました。そして、励ましていただきました。これらのことをいかし、子どもたちと共に、歩んでいきたいと思います。またの出会いを心より楽しみにしております。

講習会参加者の感想

匿名

ボディートークをして、体もほぐれたし、心の中から優しい気持ちになれました。また参加したいです。

匿名

「ボディートーク」とはなんだろう?と、最初は不思議でした。ストレッチとかするのかな?と思っていたら、全然違いました。すごく体の中からほぐれて、軽くなった気がします。こどもにも、あたたかい気持ちの言葉をかけようと思いました。体ほぐしの体操も、家族でお互いにほぐしあってみたいと思います。

匿名

とにかく楽しかったです。こどもの時の遊びを思い出しました。育児は、こどもを育てるのではなく、心を育てていくものだと感じ、今までの自分を反省しました。まず、自分があたたかくなろうと思いました。

匿名

心から感情を出すことは、怒る時などは簡単ですが、優しい気持ち、あたたかい気持ちなどでは、なかなか出すことが難しいですね。優しい気持ちやあたたかい気持ちを出すには、その本人もストレスをためこまず、リラックスした中で、初めて出るものですね。子どもを育てる中で、親もリラックスした方が、お互いに良いとわかりました。

匿名

最初は恥ずかしさもあって、うまく力が抜けませんでしたが、終わってみれば、すごくリラックスできているのを感じました。ステキな時間をありがとうございました。

匿名

「ボディートーク」という言葉を聞いて、「きついのかな?」というイメージがありましたが、やってみると、体の中からポカポカして、すごく楽しい時間が過ごせました。家でもやってみたいです。

匿名

「心と体はつながっている」ということが、とても実感できました。声一つでも、相手に色んな感情を持たせることができるのが驚きでした。普段している子育てに、少し違った見方ができる気がします。参加して納得の講座でした。又、機会があれば、受けてみたいと思っています。

匿名

頭では理解しているつもりのこどもとの向かい合い方ですが、それが日常の生活に流されて、心からの言葉になっていないこと、息づかいで冷たく傷つけていることが、多々、あるんだろうなと、改めて気付きました。少しずつでもこれから活かせるようになりたいと思います。

匿名

すごく心が軽く、あたたかくなって気がします。言葉の意味だけでなく、息の大切さを知りました。

匿名

小さな吐息や些細な言葉で、相手への気持ちの伝わり方がかなり違うことを、実感しました。これからは、気をつけたいと思いました。

匿名

幼稚園の園児を持つ母親には、最適な講演だと思いました。気軽な気持ちで参加できてよかったです。

匿名

先日はお忙しい中、幼稚園にお越しいただきまして、ありがとうございました。二時間の講習を、内容盛りだくさんで、充実した時間を過ごすことができました。先生の楽しいトークと、体・声・息を使った実習は、どれも納得させられるものでした。講習会のアンケートから、「先生のお話がすごくおもしろかった」「こどもへの接し方を考えて、参考にしたい」「お母さんたちとの貴重なコミュニケーションの場となった」「とても気持ちがよかった」「手のぬくもり、あたたかさがとてもよかった」などの感想が書かれてあり、とても楽しかったと話していました。みなさん、大満足で帰って行かれました。本当にありがとうございました。また、機会がありましたら、よろしくお願いします。